閑古鳥

オールドプログラマの日記。プログラミングとか病気(透析)の話とか。

マージナル・オペレーションが予想以上に面白かった

ガンパレート・マーチの芝村裕吏さん書き下ろしの小説ということで、とりあえず買ってみた本書ですが予想以上に面白かったです。どんな内容かは公式サイトを見るのが一番手っ取り早そうなので割愛。

芝村裕吏『マージナル・オペレーション』 Illustration/しずまよしのり | 最前線

なんと本文も公開されているのでそのまま読めてしまいます(今初めて知った)。全六章なので、一冊丸ごと読めてしまうということでしょうか。ダンガンロンパ・ゼロも上巻丸々公開していたと記憶していますが、星海社は面白い事してますね。これもフリーミアムってやつなのでしょうか。

とりあえず買って読み始めて、前半は文体も内容も淡々としており、このまま終わるのかなぁ、と思ったら後半から一気に盛り上がり、のめり込んで読んでしまいました。最近は推理小説ばかり読んでいて先の展開を予想しながら読んでばかりだったのですが、今回はラノベなのであまり深く考えずに読んでいたので中盤の展開にはおっと思わされたり。ラストはまた淡々と終わるのですが。

本書についてのインタビューで戦闘中のシーンで頭の中にガンパレード・マーチの戦闘画面が浮かんでいたとあったけど、にわかプレイヤーの自分も同じ事を考えていました。でも、ゲームの戦闘もへたくそだった自分はこの本の戦闘シーンも結構曖昧なイメージしか浮かばず、そこだけちょっともったいなかったかもなあと思ったり。ちなみに戦闘自体は結構淡泊です。

そして出てくる女の子がみんなかわいい。特にジブリ-ルがかわいい。挿絵がかわいい。これだけでも読む価値があります。公式サイトに掲載されている本文を流し見た感じでは挿絵は入って無さそうなので、ここで書籍との差別化を図っているのかもしれません。これだけで、お金を出して本を買う価値がありますね。気になる人は本屋で見てみると良いでしょう。おすすめです。