Windows 7からデスクトップを右クリックすると、コンテキストメニューの下から2番目に「Gadgets」というメニューが表示されるようになりました。
これ、7から8にアップデートした環境でも表示されますが、8ではガジェットは削除されたので*1押しても機能しませんし、要らない子になっています。単に邪魔なので消したいのですが、これに対するSonyのQAがいけず。
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実害がないのでそのままにしておけ、と。確かにツールとか作るのは大変そうではありますが……。仕方無いので、自力で対処することにしました。
結論から言うとレジストリの HKEY_CLASSES_ROOT\DesktopBackground\Shell\Gadgets を削除すれば表示されなくなります。ただし、このキーの所有者はTrustedInstallerであり、管理者権限をもったユーザでも読み取り権限しかなく、そのままでは編集することすらできません。少しはまったので、簡単にこのキーを削除する手順もまとめておきます。
まずレジストリエディタ(regedit)を起動してから前述のキーを右クリックして[アクセス許可]を選択します。
アクセス許可ダイアログの[詳細設定]を選択します。
所有者の[変更]リンクを選択します。
[選択するオブジェクト名]にPC名\Usersを入力してOKをクリック。
詳細設定ページに戻ったら、アクセス許可エントリにあるTrustedInstaller以下の項目のアクセス権をすべて「フルコントロール」に変更します。
最後にセキュリティ詳細設定画面の下部にある[子オブジェクトのアクセス許可エントリを、このオブジェクトから継承可能なアクセス許可エントリで置き換える]にチェックを入れてからOKをクリックします。これをしないとサブキーのアクセス権が読み取りのみのままになり、編集が行えません。
以上の操作を行った後、Gadgetsキーの編集・削除が行えるようになりますので必要に応じてバックアップを取るなどしてから、削除してWindowsを再起動するとGadgetsメニューが消えます。
同じところにDisplayやPersonalizeというキーもありますが、それぞれ「画面の解像度」と「個人設定」に対応しており、これらも削除すると非表示にできます。
うーん、めんどくさい。
参考リンク
*1:後から追加する事もできるらしいですが