存在は結構前から知っていたのだけど、元のシリーズを読んでいたのが高校生の頃でその時点で10年以上経っていたのでなかなか食指が伸びなかったのですが最近なんとなくポチって一気読みしました。元々富士見ファンタジア文庫でやっていたのが一部と二部で、新シリーズが三部を飛ばして四部という扱いになっています。二部の20年後で登場人物なども続けて登場するので元シリーズを読んでいることが前提。主人公はタイトル通りオーフェンのままだけど、オーフェンの子供(!)など新しい世代のキャラクターも主人公格となっている。
二部まではリアルタイムで読んでいたけど、完結したのが2003年らしいので実に17年振り。色々忘れていることも多かったけど、読んでいるうちに思い出してきて楽しめました。二部に入ってから急に文体変わったり暗い話になっていた覚えがあるけど、四部はまぁまぁ落ち着いていて読みやすかったです(?)。魔術を発展させた「魔王術」というものが出てくるけどこれがまたかっこよくて。詠唱を「偽典構成」(儀典じゃなくて偽典)と呼んでいるとかいちいちネーミングが素晴らしいんですよねぇ。
ともあれマジクおじさんには幸せになってほしい……。
一部がちょうどアニメ化もしているけど、なんか懐かしいものを見ているようでこれもこれで楽しい。尺が厳しそうな雰囲気はあるけども。